第4回 ダイワ銀狼CUP 2019全国決勝大会

投稿者
フカセ倶楽部編集部

フカセ倶楽部編集部スタッフです。大会リポートについては大会関係者から送られたものを「フカセ倶楽部編集部」として掲載していることもあります(※本文最後に報告者を記載)。

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●主催/グローブライド
●後援/熊本県 上天草市

2019年10月4日(金)から6日(日)にかけて、『第4回 ダイワ銀狼CUP 2019全国決勝大会』が熊本県上天草市を会場に開催された。

全国各地の予選を勝ち抜いた14名の選手にシード選手2名を加えた16名が栄冠を目指して競い合った。

銀狼カップ出場者
16名の選手

 

予選リーグ

試合は5日(土)からスタート。

この日は4名1組ずつに分かれてのリーグ戦で、各組1位の選手が翌日のトーナメントへと駒を進める。

天候はまずまずだったが、チヌの食いが悪く、どの磯も1匹を争う厳しい状況であったが、各選手の釣技が冴え、白熱の試合が繰り広げられた。

 

予選リーグを通過して翌日の準決勝に進出したのは、前大会優勝の山本恭正選手(高知)、多田賢一郎選手(山形)、鰰澤拓也選手(兵庫)、木村公治選手(広島)の4名。

 

この日の夜は中夜祭が催された。

選手たちは美味な食事を味わいながら、互いの健闘を称え合い懇親を深めていた。

第4回銀狼CUP中夜祭
交流を深めるなど、決勝大会はこの時間も魅力のひとつ
銀狼カップ誕生日
保木選手の誕生日をサプライズでお祝い! ダイワの粋な計らい

誕生日を迎えた保木憲三選手(高知)をサプライズ祝福するなど、和気あいあいの雰囲気ののち、翌日の対戦の抽選が行われた。

抽選の仕方は、小箱の中に入れられた2本のロープの端を4選手が選んで引くというもの。

ロープの先に対戦選手がいるというわけだ。そして緊張の抽選の結果は、山本選手VS多田選手、鰰澤選手VS木村選手となった。

銀狼カップ準決勝抽選会
翌日の対戦相手が決まる緊張の一瞬
銀狼カップ準決勝進出者
対戦決定。左から山本選手と多田選手、鰰澤選手と木村選手

準決勝

翌日、準決勝がスタート。

対戦前に木村選手は

「リーグ戦も厳しかったですからね。朝イチのタイミングでチヌを拾えると有利になります。その1匹も探しながら釣る感じ。たぶん、もがく釣りになるんじゃないですかね」

と教えてくれた。

 

準決勝は木村選手の言葉通り、2試合とも1匹を競う厳しい展開となった。

編集部は木村選手と鰰澤選手の試合に同行。

海に向かって左に木村選手、右に鰰澤選手でスタート。間もなく木村選手が竿を曲げ、短い時間で2匹目をキャッチした。

一方の鰰澤選手は苦戦し、そのまま前半終了。

後半も厳しいまま2選手ともノーフィッシュで終了。前半のリードを保ったまま木村選手がこの試合を勝利した。

 

一方、山本選手VS多田選手の結果は、山本選手が接戦を制して決勝へ勝ち上がってきた。

第4回銀狼CUP山本選手
山本選手も厳しい状況のもとチヌを手にして勝利をつかんだ

決勝戦

銀狼CUPの山本選手と木村選手
決勝はこの2選手で行われることに

決勝は風が強く、港近くの磯で行われることに。

海に向かって、左に木村選手、右に山本選手で試合開始。

この磯はとにかくエサ盗りが多く、2選手を苦しめる。横風も回ってきて厳しい状況のなか、木村選手が竿を曲げた。これは規定サイズの25㎝あるかどうか微妙なサイズ。

 

少しして山本選手もチヌをヒットさせたがこちらは規定に届いていなかった。

銀狼CUP決勝の山本選手
山本選手は棒ウキでの釣りを通した。ヒットもあったが、残念ながら規定サイズ外だった

エサ盗りの猛攻はその後も激しく、なかなかチヌも食い気を高めない。2選手とも集中力を切らさずに2時間戦い続けて試合終了となった。

 

検量の結果、木村選手のチヌは25cmをクリア! これにより、木村選手が優勝となった。

この大会の前身である「スーパーバトルカップチヌ」の第3回以来、実に15年ぶりの栄冠だった。長年の想いがついに実った優勝だった。

優勝の瞬間
優勝のコールの直後、深々と頭を下げる木村選手
木村選手とチヌ
15年ぶりの優勝!

 

大会結果

優勝 木村 公治
2位 山本 恭正
3位 鰰澤 拓也
3位 多田 賢一郎
(敬称略)

銀狼カップ表彰台
上位4選手。3位は多田選手と鰰澤選手

優勝・木村公治選手のコメント

「毎回のように決勝大会までは出てきても、予選で負けたり、決勝戦には届かなかったりで悔しい思いをしていました。来年がんばろう! 来年こそは! とずっと自分にプレッシャーをかけて、今大会に臨みました。8月の終わりから天草にも2週間に1回、2日、3日釣りのペースで通いましたね」

前釣りの効果はあったが、当日までに不安も大きくなったという。

大会が開催される潮のタイミングに似た日に限って、天候不順などで通えず、大潮のときの激流を釣ることが多かったからだ。

地形の把握ができて、潮のおかげでチヌの活性が高くなって釣果は出ても小潮のときの潮とフィールドのイメージがつかめないままだったという。

「地形パターンが分かっていたぶん、少しは狙い通りの釣りができたかなと。でも予選からずっと『もがく釣り』でした。天草エリアは潮が複雑で地形も複雑なんです。根も多い。少し沖で一気に20m以上に落ち込むという磯も多いんです。大会中は小潮だったのと、風も強くて上潮だけが速くて底潮は動かないという状況でした。決勝もそうでしたね。底潮が動かないので、チヌの食い気が高まりにくいのですが、そういうときにやりたい、遠投して仕掛けを底に長く留めるという方法が、根が多く根掛かりしやすいのでやりにくかったんです。とにかくその場の地形を早めに把握して、複雑な地形のどこかに着くチヌを探し、そこにサシエを通していけるよう、半遊動、全遊動、沈め釣り、ウキの浮力もガン玉もいろいろ使って釣りました。潮が速い、タナが深いときは0.8号のオモリまで使ったほどです。本当にもがいての釣りでした」

木村選手のコメントから、いかに苦労し、それを超えての優勝だったのかがわかるだろう。

木村公治選手のタックル

竿:ダイワ/銀狼 王牙 0.6号-53
リール:ダイワ/銀狼 LB
道糸:ダイワ/磯センサーSS+Si
ウキ:ダイワ/銀狼 遠投II LL-3B
ハリス:ダイワ/タフロングレイトZカスタム EX
ハリ:ダイワ/D-MAX チヌ SS

 

大会ギャラリー

「全選手の釣技の高さに驚きでした。弊社としても、みなさまをサポートする釣具製造に尽力してまいります」と尾ノ上大会委員長
上天草市長の堀江隆臣氏も来場。大会への感謝とともに選手をねぎらった
「この時期の天草のフィールドのチヌは読めないことも多い。そんななか、白熱の試合を展開されたのは選手の技術の高さですね」と鵜澤競技委員長
最後は木村選手を胴上げ! 

「銀狼CUP」は来年度の予選はすでにスタートしている。次回の決勝大会ではどんな戦いが見られるだろうか?