シマノ NEW【極翔 硬調 黒鯛】を徹底紹介/大知昭&百合野 崇

投稿者
フカセ倶楽部編集部

フカセ倶楽部編集部スタッフです。大会リポートについては大会関係者から送られたものを「フカセ倶楽部編集部」として掲載していることもあります(※本文最後に報告者を記載)。

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2015年の3代目登場から5年。4代目となる『極翔 硬調 黒鯛』が「コアブランクス」をまとい、フルモデルチェンジ。前モデルや『鱗海』シリーズとの違いはなにか? シマノ磯アドバイザー大知昭さんとシマノ磯フィールドテスターの百合野崇さんが徹底紹介!

極翔硬調黒鯛とチヌ 黒鯛
大知昭と百合野崇

大知 昭(おおち あきら)/シマノ磯アドバイザー。チヌフカセ全国大会でも数々の栄冠を手にしてきたチヌフカセ名人

百合野 崇(ゆりの たかし)/シマノ磯フィールドテスター。大知さんを師として釣技を磨き続ける。2019年のシマノジャパンカップクロダイ優勝者

※本文中の「」内の太字は大知さん、百合野さんのコメントです。

シマノ 【極翔 硬調 黒鯛】スペック

極翔 硬調 黒鯛の画像

スパイラルXコア、パラボラチューンR+、Xガイドからなるコアブランクスの採用により、ワンランク上の「強さ」、「粘り」、「滑らかさ」を実現したチヌフカセロッド。

極翔硬調黒鯛のアップ
ブラックを基調にしながら、胴元はレッドとシルバーを配色して鮮やかなデザイン。ゴールドの極翔が輝く
KYOKUSYO ロゴ
裏側には「KYOKUSYO」のロゴと号数・長さを記載
リールシート
滑りにくく、握りやすいマットラバーコーティングとリールをしっかりホールドする「Xシート」 採用
極翔硬調黒鯛グリップ
バットエンド部分には濡れた手でも滑りにくいマッドラバーコーティングが施されている

名手にとっての【極翔 硬調 黒鯛】

シマノには『鱗海』シリーズというチヌフカセロッドが4機種ラインナップされている。では同じチヌフカセロッドである『極翔 硬調 黒鯛』は、チヌ釣り師にとってどういう位置づけなのだろうか?

大知「鱗海シリーズは軟調子というコンセプトで展開しているんだけど、『極翔 硬調 黒鯛』はその名の通り、硬調をコンセプトにしたチヌフカセロッド。『鱗海』が「柔」なら『極翔』は「剛」といえばいいかな。でも曲がりはしっかり胴調子。自分にとっては、もうひとつのシマノらしいチヌフカセロッドだね」

百合野「4代目の登場からも分かるように、硬調のチヌ竿が好きという方はけっこう多いんですよ。私の周りも毎シリーズ『極翔 硬調 黒鯛』を愛用している人がたくさんいます。私のとらえ方も大知さんと同じです。強い竿、使う場所、使い手を選ばない竿、豊富なラインナップから選べる鱗海とは別の趣向でチヌ釣りが楽しめる竿です」

この竿の開発にかかわった2人に、ニューモデルの全体的な印象を教えてもらった。

【極翔 硬調 黒鯛】の特徴

大知 昭「硬調で軽いので操作性が高いですね。強い風の中でも風を切るシャキっとした感覚です。でもチヌが掛かれば穂先からきれいに胴へと曲がってくる「チヌ調子」をしっかり実現しています。前モデルと使い比べてみましたが、3番から胴元の強さが別物なんですよ。曲がってるのにまだまだ余裕がある感じ。これは「コアブランクス」のおかげでしょう。魚を怒らせないままスムーズに浮かせてくれます」
「あと、これは私個人のリクエストですが、この竿はグリップの長さを2cmほど前モデルより長くしてもらいました。これは大型のチヌを想定した仕様です。愛媛の御荘湾でロクマルを狙うとき、55cm以上のチヌとのやり取りは竿尻を腰やももに着けて竿を曲げ込むんです。それがやりやすい長さになっています」

極翔硬調黒鯛竿尻の長さ

新旧モデルのリールシートの位置を合わせると、竿尻がNEWモデルの方が長いのがわかる。

 

以前に撮影した大知さんの御荘湾での大型チヌとのやり取り(竿は別モデル)スタイル。竿尻を太ももの付け根に当て、チヌの走りを止める。NEW【極翔 硬調 黒鯛】の竿尻は、このやり取りがよりやりやすくできるように長くしている。

 

百合野 崇「前モデルはとにかく「強い」というイメージでした。ニューモデルは強さがアップし、さらに「繊細さ」がくわわったように感じます。穂先に「Xガイド」を搭載し、軽量化されているので穂先で微妙に誘って食わせる小技がやりやすいです。私はラインにPEを使っていますが、XガイドはPEと相性がいいのでこの仕様はうれしいですね」
「パワーは前モデルより大幅に上がった感触があります。魚を掛けて竿を曲げ込むと、きれいに曲がるのですが、魚が浮くスピードが想像以上に速いんです。前モデルは曲がりつつも胴のパワーで一気に浮かせてくる感じでしたが、今モデルは竿全体でスッと浮かせてくる感じ。パワーを活かしつつ曲がりをきれいに実現する「コアブランクス」のおかげでしょうね。最近、チヌ狙いで大型のマダイがヒットすることが多いんですが、そういう場面にも対処しやすいですね」

極翔硬調黒鯛の穂先

白い穂先はシマノチヌフカセロッド共通。NEWモデルは軽量な「Xガイド」搭載でより軽く繊細に。